Event Information

2024.5.15(wed) - 5.31(fri)

open 12:00 - 19:00

[5/22(wed), 5/23(thu)はお休みとなります]

[企画展] Each Person's Sense

扇子型は古くからの日本独特の絵画フォーマットで、独特な形状です。
扇子の歴史を調べると木簡を束ねたものが起源らしく、今で云うところのいわゆる英単語覚えるアレみたいなものだったのでしょうか。当時は式次第の順などのカンペとしても使われたりしていたようです。

次第に装飾が施されて口元や顔を隠したりする女子の装飾品としても使われ、現代の扇子に近い細い骨の片側に紙を貼った蝙蝠扇(かわほり)と呼ばれるものに進化していきます。そして、仏教を学びに中国へ渡った人々とともに中国へ伝わり、両側に紙を貼った現行の様式となって日本に逆輸入されたそうです。

歴代の多くの絵師たちがこのフォーマットで絵を描き、食器等などでもこのフォーマットを使用したものがあります。扇子自体はファッションアイテムとしても千年以上に渡って使われています。

今年、ELLIPSEが入っている建物が旧自転車屋時代に建て直されて築50年を迎え、この空間という器の節目の年となることから、当店に縁の深い作家の方々をお招きして、「お題」としてこの扇子フォーマットを問えば、きっとそれぞれのセンスを生かした作品が集まり、この空間ならではの他では見られないイベントになるのではと思い企画した次第です。

投げかけたお題に対して、作家独自の「解釈」で集まった作品を観に来られた方がどう「感じる」か。いわゆる、笑点の大喜利みたいな感じで、「真剣なお遊び」としての企画ですが、その問いと答えによってそれぞれの内なるものが浮かび上がり、企む人・作る人・見る人それぞれ楽しんでいただけるのではないかと思っております。

「作家」と「作品」は禅で云うところの「空」と「色」にあたるのでないかと思います。また、違う次元から見ると「環境」と「作家」が「空」と「色」にあたるとも云えます。このイベントが禅修行の公案問答のように、作家を感じること、アートを感じることの、ひとつのきっかけになればと思っております。

出展アーティスト
水墨画・土屋秋恆 instagram @shukou_tsuchiya
ガラス・高臣大介 instagram @daisuketakatomi
現代画・奥田雄太 instagram @okudayuta
服飾・松井信之 instagram @nobuyuki_matsui
現代画・MEG instagram @megu__mori
現代画・asuka kaneko instagram @kasuka_k


 


 

 

2023.10.13(fri) - 10.19(thu)

open 12:00 - 19:00 [last day close 18:00]

MEG x asuka kaneko 二人展 「愛でる」

新進気鋭のアーティストによる二人展を行います。「愛でる」をテーマに若手のふたりのfavoriteがELLIPSEという空間で交差します。

MEG instagram @megu__mori
asuka kaneko instagram @kasuka_k

 

2022.10.4(tue)

open19:00 / start 19:30

関ヒトシ 4th.CD「関ノ心」リリース記念ライブ
チャージ3,000円(Drink別)

北海道在住の”完熟のギター少年”関ヒトシのニューアルバム「関ノ心」。ELLIPSEオーナーの高田光男がジャケ写&ジャケットデザインを担当させて頂いたこともあり、東京でのリリースライブを当店で開催。

関ヒトシ Web: https://sekimusic.jimdofree.com/

2022.7.29(fri) - 8.30(tue)

12:00-18:00

高田光男 / 総括写真展

ELLIPSEオーナーの高田光男の還暦を記念して高校時代から撮り貯めた写真の総括写真展。

2022.6.15(wed) - 6.21(tue)

12:00-20:00 [last day close 19:00]

Daisuke Takatomi / INSTALLATION  たゆたふ。

湧き出る泉の水をイメージした"野傍の泉池"と名付けられたガラスオブジェを使用したインスタレーションは、10年目の2022年2月、1024本使用した札幌TEMPORARY SPACEでの展示で野の傍らの泉池の原語であるヌプサムメムと題されて集大成となりました。

今回のELLIPSEでの展示は、昨年、野傍の泉池と共に試行した板状のガラスオブジェやモビール状オブジェをメインに、海中の泡や光と影の揺れ動く様をイメージしたものとなり、アーティストとしての高臣大介の新たなインスタレーションの始まりとなります。